ミルキークイーン、姫ごのみ、ゆうだい21 米つくりの一年(相棒編)〜群馬 あぜみち

お米つくりの一年を令和5年の「ミルキークイーン」と「姫ごのみ」と「ゆうだい21」の栽培で紹介しています。
モミガラ堆肥や野菜残渣の堆肥で土つくりしています。自然出芽、NOシャワー潅水によるポット育苗のポット稲作です。間隔を開けた田植えで日光を十分に受け、通気性も良くて病気になりにくく健康に育ちます。

あぜみちトップページでお米つくりの概要を紹介しています。


米つくりの一年

相棒:それは頼りになる機械や道具、装置のことです。

愛機のメンテナンス情報やオリジナルな道具や装置など紹介していきます。

トラクターを治療(2-3月)

昭和60年4月購入(38年使用)。まだまだ元気。

後輪右側の車軸オイルシールを交換しました。

後輪左側の車軸オイルシールも交換しました。

前輪左側の車軸オイルシールとベアリングを交換しました。

耕うんロータリー(38歳)のチェーンケース内のベアリングと耕うん軸のオイルシールを交換しました。

ポンプ(4月上旬)

2箇所の「ポンプとモーターの土台」をコンクリート板に変えました

このポンプは
稲の育苗、野菜栽培のハウス4棟、田んぼ(ymr、yhr、ss、ds)に潅水する井戸水ポンプです。
木製の土台で作ってあったのですが腐ってきましたのでコンクリート製に変えました。
地下水ですので水温よりも気温が高い時期の使用はポンプは結露で濡れます。土台やボルトも濡れます。木は腐り、鉄のボルトは錆びますね。
土台は腐らないようにコンクリート製に、ボルトも錆びないようにステンレス製にしました。
コンクリートにポンプの取り付けの12mmのボルトが貫通する穴を開けました。
地下水を吸い込む側の配管と送水側の配管はそのまま利用するのでポンプの位置が同じ位置になるようにしました。

浸種・催芽の装置

温湯消毒した種もみを播種するために発芽させる装置です。「催芽機」が販売されていますが私は持っていません。
私の催芽装置はオリジナルです。紹介します。

筒の説明:上の筒にコンプレッサーの空気を出すノズルを入れます。下の筒は水を温めるパイプヒーターを入れます。筒の設置です。

上は空気を出すノズル、中央はパイプヒーター(100V-1000W)、下は水温検知のサーミスタが先端に入っている銅管です。浸種・催芽をしている写真です。
空気のノズルは桶の底にあって出た空気と共に水も上昇しますので水の循環ができて水温が上下均一になります。水に空気(酸素)を供給します。

温度調節機(サーモスタット)

これは換気扇用のもので温度が上がるとONになるものです。この浸種・崔芽では反対に温度が下がるとONにしたいので温度調節機でマグネットスイッチ(リレー)を動かします。
設定温度よりも水温が高いと温度調節機はONになりマグネットスイッチはONになります。このときパイプヒーターには電気が流れないように配線しています。
設定温度よりも水温が低いと温度調節機はOFFになりマグネットスイッチはOFFになります。このときパイプヒーターに電気が流れるようになります。
(もし換気扇用の温度調節機で直接パイプヒーターに通電できたとしても10Aという大きな電流ですので大容量のマグネットスッチで通電した方が安全性が高いです。)

マグネットスイッチは100V仕様です。4つの配線を制御できるもです。ここで使っているものは2a2bのものです。
aの端子はマグネットスイッチがONになると通電する端子で2つの回路があります。
bの端子はマグネットスイッチがOFFになると通電する端子で2つの回路があります。この浸種・崔芽ではこのbの端子にパイプヒーターを接続します。

圧縮空気を作るコンプレッサーです。

高い気圧の圧縮空気を減圧する減圧弁です。この調節で理想の空気量に調節します。

ベッドならし

播種した苗箱を田んぼのベッドに設置しますが、ベッドを平らにする道具です。
簡単な作りですがオリジナルの道具でこれを考案して使うことでポット稲作が現在まで続けらていると言っても過言ではないすぐれものです。
これを使う前は大変苦労していました。

管理機で作ったベッドに水を入れ、ベッドを平らにします。お部屋でおこなうモップ掛けの要領で使います。

地下水ポンプを動かす電気制御装置類

潅水ポンプを動かす電気制御装置は様々なものを使っています。

タイマー
普段、ポンプを手動で動かすときに使っています。最も多く使っていりるタイマーです。
50年くらい前のお米の乾燥機に使用されていた制御ボックスの配線を変えて利用しています。

霜害などの低温障害防止用の気温サーモ
霜が降りそうなときに水温が高い地下水を育苗田んぼ前面に張って霜害を防ぎます。
気温が下がるのは夜中から明け方です。就寝中の時間です。気温が下がり霜が降りるときでも自動的に水温が高い地下水を潅水できるので安心です。

液面感知装置(水位センサーによってポンプを止める装置)
ポンプで汲み上げる地下水に少しの液肥を吸い込ませて野菜の追肥をおこないます。
液肥が終わってしまうと空気を吸い込んでしまい吸管内の地下水が落ちてしまい、ポンプは地下水を汲み上げることができなくなります。
これを防ぐために液肥が少なくなるとポンプが自動的に止まるようにします。水位センサーといっしょに使用します。

24時間タイマー

田んぼ
24時間タイマーで毎日決まった時間にポンプを動かします。
夏の暑い時期は夜間の温度が高いので夜に田んぼに水を入れて温度を下げることが良いです。夜は寝てしまいますので自動的にポンプで潅水できるのは良いですね。

育苗田んぼに潅水
令和5年の場合、籾ふりが終わりすべての苗箱が設置された以降は毎日9時から10時までの1時間の潅水をおこなっています。
ポンプが止まってから15分ほど落水します。1日1回の潅水です。



令和5年の米つくり

田村 安男
群馬県邑楽郡板倉町細谷652
ystmr@nifty.com

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