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ようこそ「あぜみち」へ
「あぜみち」は群馬県板倉町の農家です。ミルキークイーンと姫ごのみとゆうだい21と発芽玄米餅の産直をおこなっています。
美味しお米が収穫できるように丈夫な苗を育て、田んぼの土づくりをおこない、稲が大きくなっても日光を十分に受けられるように育てています。
現在お送りしているお米はすべて令和6年産新米です
田植え後のミルキークイーン この写真の注目点
@稲が大きくなっても日光を十分に受けられるように植え付け本数は2〜3本と少なく揃っています。株間の間隔も広い坪36株植えです(疎植田植え)。
A田んぼの土づくりを何年も続けると田んぼの水が濁ります。水の濁りで田面が全く見えません。こういう田んぼになることを目指しています。
(農薬や化学肥料に頼った米つくりでは水は澄んで田面が良く見えます。このような田んぼにはなりません。)
2024/06/05
田の水の濁りは生き物の活発な活動によっておこっています。
産直品目
発芽玄米餅1袋11個約1kg:1,200円
発芽玄米餅 11個入り6袋+端餅9個入り1袋(7袋合計約7kg):7,900円
白餅も同じ形態、同じ価格です。
〜発芽玄米餅と白餅のご注文
土づくり=美味しいお米つくりの要
土づくりは自家で得られる粗大有機質を堆肥にしています。野菜残さや敷きワラ、籾すりで出るモミガラなどです。みんな堆肥にしています。
美味しいお米つくりは粗大有機質堆肥の土づくりが要です。何十年も続けています。
モミガラ堆肥
籾すりで出るモミガラはケイサン分が多く稲にとって最も良い資源です。
醗酵鶏糞や米糠や水を加えて高温醗酵させた堆肥です。
野菜残渣堆肥
野菜栽培で出た野菜残渣や敷き藁は醗酵鶏糞や米糠、水を加えて堆肥にしています。
ミミズがたくさん繁殖します。
肥料は有機質肥料を使用
写真は醗酵鶏糞と菜種油粕の散布
生きている田んぼ
土づくりを長く続けると田んぼの水はカブトエビや菌類などの生き物の活動で濁ります。
農薬や化学肥料に頼った米づくりではこのような田んぼにはなりません。
これがカブトエビです
丈夫な苗つくり
種籾の消毒は農薬は使わないで60℃のお湯による温湯消毒です。
土付苗のポット苗です。
一般的なマット苗と違って非常に丈夫な苗に仕上がります。
1反(10a)に使う種籾は1kg以下です。一般的なマット苗育苗は3kgぐらいです。
播種したらすぐに育苗田んぼに置き、自然環境のなかで出芽させます(私は自然出芽と名付けました )。
保温性の被覆は使わないで寒冷紗というネットを掛けるだけです。通気性抜群で無加温の自然環境で出芽しますので殺菌剤など使わなくともカビなどの菌が発生することはありません。
田植えするときの完成したポット苗です。
田植え機で植える苗では最も丈夫な苗です。これに勝る苗はありません。
田植えは1株2〜3本で1坪に36株という疎植です。
稲が大きくなっても日光を十分受けられるように株と株の間隔を広くした田植えをしています。風通しも良いので病気になりにくいです。
ポット苗箱の1穴が田植えの1株です。1株2〜3本と少ないです。
1坪36株という少ない植え付けです。ゆったりとした環境です。
地下水
ミルキークイーンを栽培しているほとんどの田んぼは地下水を利用しています(井戸)。
水は綺麗ですし、夏の暑いときでも16〜17℃と冷たいです。
暗渠
田んぼのほとんどに土管による本暗渠を設置しています。
暗渠は水はけを劇的に良くします。田んぼの水は縦に動き根の伸長や活力を高めます。
ステージ | 使用状況 |
---|---|
種消毒 |
農薬使用はありません
(温湯消毒をしています) |
苗箱殺菌 |
苗箱や育苗機器等の殺菌のための農薬使用はありません
(自然出芽のため殺菌は不要) |
播種時 |
農薬使用はありません
(自然出芽のため立ち枯れ病予防の殺菌剤は不要) |
育苗中 |
ミルキークイーンとゆうだい21は縞葉枯病対策で殺虫剤を1回使用しました。使用量は基準の1/3です。
姫ごのみは縞葉枯病の農薬使用はありません。 |
田植え時 | 農薬使用はありません |
田んぼ(初期) | 田植え後に除草剤を使用 |
田んぼ(出穂期) |
ミルキークイーン、ゆうだい21、姫ごのみ
イネカメムシ対策で出穂初期と穂ぞろい期に殺虫剤を散布しました。 |
収穫したお米は玄米食で召し上がれるように高品質に仕上げています。
お米に籾が混入しないように通常の1.5倍の時間をかけて丁寧なモミスリ作業をおこなっています。
【石抜き機】と【色彩選別機】も使い【石】や【カメムシなどの食害による黒い斑点米】や【黒や茶色に変色した米】や【籾】や【異物】を除去しています。
冷蔵庫保管で虫やカビの発生もなく一年を通して美味しいお米です。
お米の保存温度は研究者によって「13℃以下で保存すれば一年経ったっても美味しさが保たれる」と解明されています。
あぜみちの冷蔵庫管理
写真の冷蔵庫内温度表示はマイナス6℃。このくらいまで冷やせる冷蔵庫が望ましいです。
こだわりの温度管理をおこなっています。
精米は発送日当日におこなっています。
精米したばかりの新鮮米です。
ご希望により「分づき米」もおこなっています。
発送する便はゆうパック便です
隣の館林郵便局から集荷に来ていただいております。
集荷依頼は前日か発送日早朝におこなっています。
集荷していただく時間は午前中が多いです。立ち会わなくても集荷していただいております。
集荷後(発送後)、お客様に日本郵便からお届け予定メールが届きます(メールアドレスをいただいているお客様)。
「年間予約されているお客様(いつものお客様)のご注文は、私が朝起きたときまでのご注文は当日発送しています。
その後は農作業もありますので翌日発送になります。
米つくりの一年を2023年(令和5年)の米つくりでご紹介
ミルキークイーンを栽培する前はコシヒカリを中心に栽培していました。でもコシよりもっと美味しいお米がありましたのでそのお米を自家飯米用に作って食べていました。このお米は冷めても美味しい、夏になっても美味しいお米でした。毎日食べていてもお米らしい美味しさが実感できるお米でした。私の地域の農家の間では美味しいお米で知られていましたが、一般的には無名のお米のために一般販売は難しいということでもっぱら自家飯米用の栽培でした。その名は通称「よんぱち」「農林48号」です。平成9年にミルキークイーンと出会い、炊きたてピカピカで美味しい、冷めても美味しかった。それで平成10年からはコシヒカリの栽培をミルキークイーンに変え、自家飯米のお米もミルキークイーンにしました。 ミルキークイーンは栽培を始めてから令和6年で27年目になりました。
ホームページでミルキークイーンを試験販売したのが平成10年です。平成11年(1999年)から「ミルキークイーンの産直 あぜみち」で本格的にネット販売をはじめました。
ミルキークイーンを育成された農水省の稲育種室の堀〇〇さんの講演は何度かお聞きしました。そのお話の中で
ミルキークイーンは粘りがものすごく強い。それまでのお米にはなかったことです。ミルキークイーン単品のご飯を毎日食べ続けるにはしつこ過ぎて飽きてしまう。一般には受け入れられないと考えられたこともあったようです。
ミルキークイーンはまずいお米にブレンドすると美味しく食べられます。ブレンドするお米として世に広めようと考えられたこともあったようです。
また、お話で「発芽玄米」のこともありました。発芽玄米のことはこのとき初めて知りました。まだ一般には全く発芽玄米のことは知られていないときでした。発芽玄米にすることで健康にいいギャバがたくさん生成されること。ファンケルと共同で開発されているようなお話でした。それから少し経ってファンケルから発芽玄米が販売されました。
ミルキークイーンがテレビで紹介されたのが平成11年だったと思います。それで多くの人がミルキークイーンを知ることになったんですね。
炊飯時の水加減はコシヒカリなどよりも10〜15%少な目にするとおいしく食べられます。
この表現はミルキークイーンが世に出始めた頃に紹介された説明文です(稲の研修会でいただいたミルキークイーンの説明文書)。
ミルキークイーンが世に出てテレビで紹介されてから25年以上経ちます。ミルキークイーンは多くの方に知られていると思います。
あぜみちではミルキークイーンの炊飯の水加減のページを産直当初から表示して多くの方に閲覧していただきました。
現在では多くの方が水加減についてご理解されていると思い3年ほど前にページの公開をやめました。
ミルキークイーンは水をかなり少なくしないとちゃんとしたご飯になりません。粘りが強く柔らかいのです。粘りがあって柔らかいなら玄米食にも最適だと思いました。
「ミルキークイーンは玄米食に最も適しているお米ですよ」と産直を始めて間もなくホームページで紹介しました。
それからです。「ミルキークイーンは玄米食に最適米です」というホームページがたくさん出現しました。
ミルキークイーンは甘味があって柔らかく粘りが強いお米です。人にはお好みがあります。このタイプが好きだという方には最高のお米だと思います。
ミルキークイーンは低アミロース米でお米の成分のアミロースが少ない品種です。米粒は白く乳濁します。ミルキークイーンの米粒は小さいです。
ミルキークイーンはコシヒカリにニトロソウレアという薬品処理による突然変異でできた品種です。
姫ごのみも低アミロース米の品種です。米粒は白く乳濁します。
姫ごのみは突然変異でなく「ミルキークイーン」を母、縞葉枯病抵抗性品種で良質良食味の「中国169号」が父の交配で誕生しました。
縞葉枯れ病の救世主「姫ごのみ」
無農薬栽培を6年ほどおこなったことがあります。
ミルキークイーンのような縞葉枯病抵抗性品種でない品種の栽培では、縞葉枯病が多発する環境になったときはどんな無農薬栽培技術をもってしても防ぐことは絶対にできません。
ミルキークイーンに縞葉枯れ病が多発した時期がありました。ミルキークイーンの栽培は続けられなくなると考えたこともありました。
そこで縞葉枯病抵抗性品種である姫ごのみを栽培しました。食べて美味しかったので現在まで続けています。
温湯消毒
60度のお湯に10分間種籾を浸けて消毒です。
温湯消毒は機械ができるずーと前からおこなってきました。
温湯消毒は農薬を使いたくない農家の方たちが始めた技術だと思います。
先人達のお湯による種もみ消毒のことを知り、私も始めました。当初は55度5分、次に57度5分でした。だんだん時間を増やして7分とか8分とかでおこないました。
やがて稲の研究機関から60度10分が発表されました。温湯消毒の機械も開発されて今は温湯消毒が普及してきました。
自然出芽について
私のポット育苗:自然出芽は
播種した苗箱はすぐに田んぼのベッドに並べます。被覆は通気性のある寒冷紗というネットです。保温性も保湿性もありません。温度は自然の温度で苗箱の小さなポットの土は乾燥しやすいです。この自然な環境で種もみを出芽させています。
これは稲本来の生育生理に最も近い育苗方法で一般的なマット苗育苗で起こりうる様々な障害は全く起こりません。
一般的なマット苗育苗では
種もみの播種量はポットでは1枚(30cm×60cm)に30gぐらいですが、マット苗では1箱(30cm×60cm)に150gぐらいです。マット苗は密集しますので本葉が3枚〜3.5枚までしか生育させられません。
3.5葉の田植え苗を出芽のときから自然環境で育てると苗は低温の影響で小さな苗になります。田植機で植えるのは難しいです。田植えしても水没してしまいます。
そのため一般的なマット苗の育苗では出芽から本葉2葉までは加温をしたり、保温や保湿をしたり、遮光したりと過保護な管理をして軟弱徒長をさせなければなりません。
高温、酸素不足、日照不足、高湿度の環境になり様々な障害が発生します。
高温、酸素不足、日照不足、高湿度の環境は苗の病気を引き起こすカビの繁殖環境と重なります。殺菌剤が必要になります。
マット苗でも1箱50gくらいの少ない種籾なら自然出芽をして本葉4.5〜5枚の苗まで成長させれば軟弱徒長でない理想の大きさに育った苗になります。
しかし、マット苗で種籾を少なくすると田植えしたときに欠株が発生します。欠株なしで1株2〜3本植えることは不可能です。
自然出芽はポット育苗でしかできない出芽方法です。
お米づくりで農薬使用を減らす第一歩は温湯消毒と自然出芽からです。
NOシャワー潅水
自然出芽を手助けするのがNOシャワー潅水です。
小さなポットの土はわずかな量です。保湿資材は使っていませんのですぐに乾きます。
NOシャワー潅水はベッド面を平らに作ること、そしてベッドの高低差をできるだけ小さくすることによって晴れた日でも1日に1回の水やりで済むようになります。
ホームページは1997年にMySweetHomepageに開設しました。
ミルキークイーンは1999年にホームページで試験販売を開始しました。
「ミルキークイーンの産直〜あぜみち」は2000年からです。
http://village.infoweb.ne.jp/~azemichi/
MySweetHomepageが2004.8.31で終了することになりました。
2004.02.03に@niftyの@homepageに移行しました。
http://homepage3.nifty.com/ystmr/
2016年9月29日に@homepageが終了することになりました。
2016年2月21日に@niftyホームページサービスに移行しました。
http://ystmr.la.coocan.jp/
メールフォームの送信ができないのでsakuraインターネットに送信プログラムを置いていました。
2019年11月3日に「さくらインターネット」のサイトで本格的に運営を開始しました。
http://azemiti.sakura.ne.jp/
2023年4月26日 URLをhttpsのSSL仕様にしました。
https://azemiti.sakura.ne.jp/
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